会長挨拶

建設産業を取り巻く環境を見ますと、原材料価格やエネルギー価格が高止まりしており、
加えて深刻な人手不足の影響を大きく受けています。

また、近年、頻発化・激甚化している豪雨や台風等の災害が全国各地で発生しており、
巨大地震への備えの必要性など、防災・減災・国土強靭化の重要性は益々増大しています。

このような災害に屈しない強靭な国土づくりを担う私ども建設産業は、
災害時における緊急対応や復旧活動に、協会会員が率先して積極的に対応しており、
地域住民の安全・安心を担っている地域の基幹産業であります。

まさに、その最前線で対応に当たる「地域の守り手」エッセンシャルワーカーとして、
極めて重要な社会的な役割を長年にわたり果たしてきております。

こうした役割はＳＤＧｓの目標である持続可能な地域づくりに直接的に関わっており、
そのためにも、将来に渡って地域建設業が
健全で安定した経営を維持することが必要不可欠です。

さらに、これからの建設業界は、工事施工の安全優先を第一に、
公共事業等による安定的・持続的な事業量の確保、働き方改革等による担い手の確保、
経営基盤の確保などに取組んでいきたいと考えております。

今後とも行政機関をはじめ関係団体と力を合わせ、会員一丸となり引き続き
山積する様々な課題の解決に取り組んでまいります。

延岡地区建設事業協同組合 理事長
延岡地区建設業協会 会長

木 村 健 一